idealism-lab’s blog

同人活動他雑多に

もにゃもにゃをつらつらと。

調べ物ついでにTwitterを泳いでみたら、同人誌の価格云々で噴き上がっていたので「うわ…」と思いつつ、やめときゃいいのにふわっと触れてみます。

 

この辺の話題が苦手な方は以下の閲覧をお控え下さい。

 

(※…とか言ってますが私も好きな話題という訳ではないので、途中うぇ…ってなって濁すかもです)

 

これを敢えて言及する理由は、前のブログや以前の記事で書いたことがあるのですが…恐らくサークル参加経験がある方や、未経験の方…両方から価格問題についての色々な意見を匿名や捨てアドらしきDMなどをいくつも貰ってきた経緯があるからです(※今は無風で平和です)。

 

内容はこんなのがありましたね…。

 

・他のサークルさんの本のサイズに合わせて欲しいです

・ジャンルの相場的にもう少し安くなりませんか?

 

(…後でマシュマロも設置しましたが、そっちでは来なかったんですよね…マジでなんだったんだ…)

 

だから、こういう風潮だとただでさえ憂鬱な値付け問題が更に鬱になるというか…

あと…たまたま目にした…懐事情大公開の大変わんぱくな小説サークルのバズ記事を見かけて、震え上がったので…改めて私個人の考え方をつらつら書いておきたくなったって感じです。恐らく…というか確実に正解ではなく私の個人の考え方です。

 

はい。で。

 

まず今、私が『idealism実験室』名義で出している同人誌はコピーを除くオフ本で30種ちょいです。サイズはA6,B6,A5,新書…と結構バラバラですが、大半がA6…文庫で出しています。

 

文庫を最初に選んだ理由は以前も書いたことがありますが…単純明快『憧れのサイズ感』だったからです。やはり慣れ親しんだ文庫本のサイズで自分の書いた話が本になったら嬉しいものです。

 

ただ、文庫は文字をぎゅうぎゅうに詰めるにしても限界があります。あと詰めすぎても見づらいですし。よって、ページ数がかさみます。紙をいっぱい使う…。限りある資源を…私の本に…ごめんね地球…(壮大な罪悪感)。

 

ここから先のお財布事情は、言わなくても…。って感じなので詳細は割愛しますけれども…ページ数があればその分諭吉は旅に出ます。ページ数にもよりますが、同程度の部数なら漫画と小説、小説の方が諭吉とバイバイする率が高いです。

ちなみにBBB本の部数は徐々に減らしてはいます。流石に。

(通販の在庫数は一桁になるまでは荷割れした数のまま入れてるので正確ではないです)

 

会場頒布価格は同じ本に対して『高い』と言われたこともあれば『安い』と言われたこともあります。未だによく分からないので、過去の本のページ数と値段を加味してつけてます。でも本当はキリがいい500円か1000円の本にしたいです。

 

しかし、紙をいっぱい使う=厚みがあればある程良いかというと私は「否」と思います。厚い本ってわくわくしますし好きですが。

 

そもそも、文庫サイズを選んだ場合に生じるメインの問題はコスト(冊子の原価)っていうより…部数に比例する重さ・厚みによる保管・搬入問題だと最近は感じてます(一度のイベントで完売させる気の部数なら話は別かもしれません)。

 

なので…昨今の文庫ブーム…

 

皆、マッチョ…か…?

 

って思ってます。

私もなるべく軽い紙を選んでますけど…手搬入時は毎回「どうして今回も文庫にしてしまったんだ…」とは思ってます。いっぱいあるといっぱい重いんですよ…でもいっぱい刷りたい(語彙)。

 

それ故に宅配を頼むのも気が引けるし(猛烈な罪悪感…)、搬出入中に自重や入れ方で本も傷むから、個包装したり…と手間もあります。おまけに私は毎度部数は多めに刷りたい派なので色々と困る事が多いです。

でも好きでやってるから、ギリで…よっしゃがんばろ…って感じなんですよ。ギリで。

 

だから「初めて同人誌を刷るんです~!とりあえず文庫で!」って人には、つい「ちょ…待って!文庫はいいけど…いいんだけど…大変よ!?!?」って余計なお世話おばさんになりがちです。めっちゃ余計なお世話だろうな…ごめんね…。腰、大切にね…。

 

 

あと、値付けに関しては、割と言ってますが…発行者以外は不可侵な領域だと思うので(※二次創作の場合は版権元が利益に関してもガイドラインを引いていたりする為、一概には言えませんが)…よっぽど『商い』をしてないのであれば…なんていうか…感覚が合わないなら黙して不買で済む話なのでは…?と個人的には思ってしまうのですが…。

 

私は過去に「印刷代等に生活費をぶっ込んでいてこの売上が生死を分ける」みたいなことを公言している人を見かけ「カイジかな…?;;;」ってなったことがあるので、そういうレベルの方は…まぁ流石に…ちょっと…同じジャンルだったら…う、うーん…;;;とは思います。狂ってるのは皆おかしいからいいとして…同人活動が家計をガチで圧迫するのはアカン…。

 

けれど、それは流石に特異な例だと思いますし…印刷費・輸送費もここ数年で変わってきてますから…過去の相場や感覚で他人の懐事情に安易に手を突っ込むのは、あまりにも無遠慮というか…あまりにも…

 

…と、思いつつ…!つつですよ…!!!!

 

バズってた記事…あれは…ちょ、ちょっとまって…

版型小さめの小説サークルが皆あんな感じだと思われると、もにゃってする…;;;…ええ。え、ええ…。え~?;;;;

 

版型の選択も自由だし黒を出すのが悪とは言わないけど(…出るときゃ出るしそういうのは皆うまく還元したり調整したりしてると思う)、最初から絶対に絶対に絶対に赤を出したくない絶対に!というのは、それは完全に商いでは…?違うって言いたいんだろうし、額面がでっかいからこその潔白を示す為の全面開示なのかもしれないけど…でも、え?一次?嘘?二次なの…?そしてあのわんぱくぶりで震源地じゃないの…?じゃあ震源地は一体どんな…;;;;

 

私はTwitterをそっと閉じました(もにゃ…)。

 

っていうか、少し前にも某通販サイトで、なんだか尖った値付けの薄い本(これも多分小説…?)が炎上してたという話題を目にしたばかりのような気がしますが…最近そういうので燃えるのが流行ってるんです…?乱世ですか????;;;

 

んー…;;;

景気が良い話は目立つから勘違いしてしまう人が多いのでしょうか…?

男性向けとか一部の一次創作を除いて、同人誌でマンション買ってイェーイ!バブリー!みたいな泡の時代はn十年前に終わったと先人達からは伝え聞いていましたが…私が所謂現行の覇権ジャンルにハマってないから感覚が違うだけなんでしょうか…(言ってて悲しくなってきたな…;;;)?それとも泡の時代から時をかけてきた人達なのか…。いや、それにしても…。

 

なんていうか…

すっごい身も蓋もない言い方をすると、完全に商いに舵を切るなら二次創作同人は非効率かつギャンブル過ぎるので、もしそういった謎の自信がある人は、その自信に知識を加えて株とかやったほうがいいですよ…って思います。

 

逆に買う側の方も…値段に納得がいかないのであれば手にとらないほうがいいと思います。精神衛生によくないし、納得いかないその額面…それは公式に使った方がハッピー間違い無しですよ。

 

私の本にもそんな感じでお付き合い頂きたいです。

普通の商業文庫と比較したら割高ですし…。

 

私も再録集を作りたいと思ったことはあります…ありますが…

見積もりをいくつかとってみて

「身の丈に合わないな…」と思ったのでそっと諦めました。

だから少しずつ改稿してpixivに載せてるところです。

 

 

うーん。

 

個人的に、同人誌(…だけじゃないですけど)は買う買わないの自由があるし、商業じゃないからこそ発行者にも出す出さないの自由もあると思うんですよ。

皆、自由だからこその同人。

対して、二次創作同人においての原作側は、二次創作の許可を出す出さないの自由があるようであんまりないし、安易に選べない(ガイドライン制定的なあれそれの)大変さがあるとも感じます。

皆、自由であるための一線。

だからこそ二次創作は変な燃え方をして欲しくないな…と個人的に思ってますし、自分も気をつけなきゃな…(いつも軽率におかしなことしてるのでホント申し訳ない…)って感じです。

 

とはいえ、人の懐事情に口を挟むのは良くないですね…ホント…。

なんだろ…色々自信がなくなったというか…。

二次創作…未だよくわからないな…;;;難しい;;;

一生何も分からない気がする。